家族保健研究会(Parenting Family Health)の発足

2014年12月25日、家族保健研究会を発足させました。良く「普通の家族」「一般的な中級家族」などと表現しますが、「普通」「一般的」とはどのようなことを指すのでしょうか?「絵にかいたような幸せな家族」というのはどんなものでしょうか?価値観が多様化した現在では、個々によって、「幸せ」は千差万別であり、それでも、多くの人がある程度イメージできる幸せな家族は比較的一致するかもしれません。しかし、逆の家族はどうでしょうか?私たち、医療・保健・福祉・教育など、広く子育て支援・家族支援に携わってきたものにとっては、「こんな家族もあったのか・・」と思わず絶句し、想像もできなかった「家族」という単位で生活をしてきた、あるいはしている人たちがたくさんいます。

同研究会は、家族に係る動向を、医療・看護・心理・保育・福祉・教育・科学技術・経済社会・政策等の多様な観点から多角的に分析し、それらを踏まえ、「家族の問題」に関する課題及びそれへの対応について、総合的に検討・研究することにより、次世代の育成に貢献し、社会の持続的な発展に貢献することを目的に設置したものです。現在、「子ども、家族、健康」をキーワードとして、教育や実践的な研究調査、活動を行っています。

 

研究会の概要

この研究会の経過について:この研究会は看護・保健・医療・福祉・保育・教育・福祉・統計・公衆衛生・医学など、それぞれの領域で活動する若手の実践者・研究者が集まり、それぞれの立場で、家族の支援を研究し、実際に支援を行ってきた集団です。近年、子育て期の家族に生じる重大な課題に子どもの虐待、高度医療依存児や特別なニーズのある子供と家族への支援があります。上記の問題を解決するには多職種連携は欠かせず、専門職間での連携はもちろん、地域で活躍している草の根運動のような子育て支援の方たちとの連携も必要となってきます。そこで、多くの仲間の語らい、学びの場となるようにこの研究会を発足いたしました。 

研究会の活動内容

・ 子どもの健全育成に関する事業

・ 子育て支援者らへの研修事業

・ 親支援・親性に関する事業

・ 子育て支援等に関する講演会・セミナーの開催事業

・ 保健・医療・福祉の増進に関する事業

・ 家族保健に関する調査研究・提言事業

・ 教育や実践的研究調査、活動等の情報を提供する機関誌の発行

・ 目的を同じくする他の団体との連携事業

・ ホームページへの広告掲載事業

・ 寄付された物品等の販売事業

・ その他、目的を達成するために必要な事業